示現会名古屋展(巡回展)
昨日は、私の所属する絵画団体 「示現会」の名古屋展(巡回展)の準備ということで、午後から半日をかけて作品搬入と会場への作品展示を行った。 会期は本日より、7月1日(日)まで名古屋・栄の愛知芸術文化センター 8Fの、愛知県美術館ギャラリーで開催されている。
その前に、この絵画展が行われている、名古屋・栄 の会場周辺の様子を少し、ご紹介。
栄というと、”AKB48” と並ぶ、 ”SKE48” で、栄の名前も、皆さんに良く知られてきていると思う。
◆テレビ塔
防火対策から延焼を防ぐ目的で設けられた、幅100mの久屋大通り(※)に、戦後の復興のシンボルとして建てられたテレビ塔、高さ180m は、その名の通り、テレビ電波の送信用であるが、地上デジタル放送用の鉄塔が他の場所に建てられ、地上アナログ放送の停波により、その役目を昨年7月に終えた。 しかしその後、今年4月からスマートフォン向けのマルチメディア放送の電波を送信することで、再び役目を与えられたとの事。
(※)久屋大通りは、中央分離帯として設けられた公園部分(南北2kmありセントラルパークという)も含めた両側の一方通行道路の幅が100mという事。
◆オアシス21
半地下構造の商業施設で、上部に大きな楕円形の屋根(水の宇宙船という)がある。 この屋根の上部には水が流れていて、その流れや波紋が作り出す光の造形は、直下の半地下広場に幻想的な模様を映し出す。
この、吹き抜けの半地下広場では、ステージを設けたりして、さまざまな催しがいつも行われている。 この日も七夕の飾りつけが行われている最中だった。
下から見上げると、屋根(水の宇宙船)上部に流れる水が波紋を造りだしている様子が見える。 この屋根(水の宇宙船)の上に上がるエレベーターも設置されていて、周囲に設けられた園路を歩く事が出来る。
◆NHK名古屋放送局 と 愛知芸術文化センター
左側がNHK名古屋放送局、右が愛知芸術文化センター
愛知芸術文化センターのエントランスロビー、最上階までの吹き抜け構造になっている。 左にエレベーターがある。
◆ 8Fにある、愛知県美術館ギャラリー
今回の展示作品は、この春に東京・国立新美術館で展示された作品の中から、全国巡回用に選抜された作品60数点に、東海3県おび静岡県西部地区出品者の作品を加えた、164点となっている。
午後1時から始まった搬入、展示作業は5時ごろにようやく終了した。
展示室は8つのブースからなり、その一部を紹介。
最初のブース。 役員、委員等の作品が多く、作品サイズも130号サイズが多い。
中央の雪景色作品は、私の作品、「雪の安曇野」 F100号 。
尚、隣のエリアで同時開催されている絵画展は、「日洋展」 。
搬入、展示終了後の夕方行われた懇親会の帰り道で、名古屋・栄の夜の街をパチリ。
中央の観覧車は「サンシャイン・栄」というビルの壁面に取り付けられている。 当然、ビルの中のお店にいるお客さんからは観覧車の乗客が見えるし、逆に、観覧車の乗客からもビルの中のお店のお客さんも見えるという、おそらく全国でも珍しい場所にある観覧車と思われる。
以上、愛知県美術館ギャラリーで始まった「示現会名古屋展(巡回展)」 と 名古屋・栄 の街の一部でした。
« 私の作品から 「6月の部屋・緑」 | トップページ | 私の作品から 「6月の部屋・赤」 »
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 2018新城美術協会春季展(2018.02.10)
- 17年前の思い出から(2017.12.26)
- 私の絵画展も終盤に(2017.11.25)
- 私の絵画展スタート(2017.11.03)
- 示現会遠州絵画展へ(2017.10.25)
コメント
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/580114/55060411
この記事へのトラックバック一覧です: 示現会名古屋展(巡回展):
こんばんは。
上を見上げれば水の波紋!
中々のアイデアだと思います。
未だ訪れたことの無い名古屋市。
流石は大都市ですね。
投稿: bill | 2012年6月27日 (水) 21時51分
bill さん コメント ありがとう。
この半地下広場は、上には水の流れる屋根、横は吹きさらしですから、風雨の強い日は、おそらく広場にはいられない と思います。 夏の暑さ、冬の寒さも、そのまま感じられますから、都会にあっては、かえって自然を感じられて、いいのかもしれませんね。
投稿: たかchan | 2012年6月27日 (水) 22時16分
田原の博物館などで、絵の展示をしていることがありますが、準備は大変なのでしょうね。
入り口や中で、座っていられる会員?の方もみえるようですが。大きな絵もあり、大事なもので、固定なども大変と思います。NHK放送局は、学生の時、世論調査のアルバイトの打ち合わせで、よく行きました。芸術文化センターが隣にあったのですね。汗を流した後の、仲間内での懇親会は、楽しかったのでは、ないでしょうか。
投稿: のずちん | 2012年6月28日 (木) 06時41分
名古屋テレビ塔、懐かしいところです。
大昔に(学生の頃)一度訪れましたが最近、名古屋市の中心街には訪れたことが全くありません。現役時代でも何故か名古屋市には縁がなくて・・・数年前に、熱田神宮とか郊外は旧東海道を往復歩いた時に通りましたが。。。
素晴しい会場ですね、この会場での名古屋展、大成功を期待して止みません。
投稿: country walker | 2012年6月28日 (木) 10時18分
地元の立派な会場で巡回展
たかchanさんの力作が飾られ/
身内展とは言えさぞ嬉しいことでしょう。(拍手)
投稿: 森カフェ | 2012年6月28日 (木) 17時09分
のずちん さん コメント ありがとう。
私の描いている100号は、仮縁という狭い幅の縁の額に装着していますから、なんとか車(軽1BOX)に入りますので、一人で積み込んだりできますが、本格的な飾りつけ用の額になると、ハイーエースクラスの車でないと積めません。 また、重量も重くなり一人では到底、動かせません。 とにかく、搬入、展示作業は体力がいります (-_-;)
投稿: たかchan | 2012年6月28日 (木) 20時23分
country walker さん コメント ありがとう。
ふだんは、なかなか名古屋に出かける用事はありませんが、この巡回展と、東京に出品する前の研究会(批評会)くらいしか、ありません。 名古屋駅は駅ビルとしては世界最高の245mの高さのJRセントラルタワーズができ高島屋が入り、栄(松坂屋、三越、丸栄等)と共に大きく集客力を伸ばしているようです。
投稿: たかchan | 2012年6月28日 (木) 20時38分
森カフェ さん コメント ありがとう。
私は静岡県西部ですが、所属する会には「静岡支部」が無いために、愛知支部に参加しているというわけです。(現在9名で参加している) 名古屋までは車、電車ともに約1時間半の距離です。
投稿: たかchan | 2012年6月28日 (木) 20時56分
ギャラリー、HP拝見させていただきました。
山の空気感が素晴らしく、清涼な空気を吸っているような気分になりました。
またお邪魔させてください。
投稿: あたん | 2012年6月28日 (木) 21時42分
あたん さん コメント ありがとう。
HPは風景画中心の絵画ですが、よろしかったら時々見てください。
このブログでは、いろいろな日常の様子をUPしています。
投稿: たかchan | 2012年6月28日 (木) 22時32分
こんにちは~ 6月の緑の部屋の絵、素晴らしいムードですね
たかChanさんの風景画の清々しさが 静物画にも出ていて 勉強させていただきました
名古屋は 大都会ですね~ 七夕の飾りつけの人間との対比で 会場の大きさが
よくわかりました
それから 出展作品も大きくて、遠目からでも 示現会の質の高さがわかります!
投稿: bella | 2012年6月29日 (金) 14時47分
bella さん コメント ありがとう。
名古屋は東海地方の中では、やはり一番の都会ですね。 なかなか一般では出かける機会も無く、この絵画展の行われるときに栄に出かけるくらいです。 今回、初めてですが、同時開催が 「日洋展」 でした。 昨年までは確か、「モダンアート展」 だったのですが。
投稿: たかchan | 2012年6月29日 (金) 20時45分