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2012年5月22日 (火)

新城市四谷・田植えの頃の千枚田(2)

新城市四谷・田植えの頃の千枚田を2回シリーズでご紹介。
今回は、その2回目。


鞍掛山(標高883m)の南西斜面に広がる棚田であるが、桜の頃に訪れた先回のブログでもご紹介したように、ここの石積みの棚田は標高220m付近から鞍掛山頂に向かって標高430m付近まで広がっており、その標高差は約210mにも及ぶ。

棚田の最上部で、全ての田に水を供給する源流を見る事が出来る。 

Dsc01552_ris





まるで城を思わせる、見事な石積み。

Dsc01643_ris





中腹上部の棚田の様子。  見事な曲線美を描いて造られている。

Dsc01562_ris





明治37年(1904年)、この棚田では田植えが済んだ頃から20日余りも降り続いた雨で谷間に流土がたまり、雨水があふれ出して山津波が発生し、多くの家屋、田畑が流失した。 一時は途方に暮れた村人であったが、鍬とモッコで復興に立ち上がり、何年もかかり荒地を田に変えた。 (ふもとの駐車場近くにある掲示板の案内文より抜粋)

その山津波によって山の上から転がってきたものであろうか、棚田のいたる所に岩石がある。  それにしても、これは巨大な岩石だ。  人力ではとても動かせなかったのだろう。(下の写真の中央右側の巨石)

Dsc01573_ris





こんなところにも岩石が。 この岩石が田の境になっているのだろう。  右上にも一つ岩石が見える。  このあたりはこれから代掻き、田植えをするのだろうか。

Dsc01565_ris





これは余った苗か、それとも明日、隅の部分に手植えするためのものだろうか。

Nae_nokoro




 
棚田の最上部に設けられている休憩所から見た、棚田のほぼ全景。  夕方5時過ぎの空が田の水に反射して輝いている。 人工的に作られた棚田の描く、なんという曲線美、造形美だろうか。  碁盤の目のように耕地整理された水田では味わえない美しさ、暖かみを感じる。

Dsc01589_ris





石垣の間に咲く花。

Isigaki_hana





帰り道、ふと見あげた看板に、 ”また来てくださいね” の文字。  つい、こちらも ”また、来ますよ” と答えてしまう。  
こちら三河の方言で言えば ”また、おいでん” 、 ”また、来るでのん” となるのかな。

Matakitene




◆ 新城四谷千枚田への関連リンク 

         新城市公式サイト・観光 ~自然・四季を満喫する四谷の千枚田~  
         現地へのアクセスも載っています。

    http://www.city.shinshiro.lg.jp/index.cfm/8,3143,149,html




以上、2回シリーズでご紹介した愛知県新城市四谷の千枚田の様子でした。  いつまでもこの原風景が見られる事を願ってやまない。



◆私のHPも見てくださいね。 先回紹介した5月連休の安曇野取材の写真を掲載しています。 左側のリンク ~季節の風を感じて~ から、ギャラリー3.ご覧ください。 (ブログ掲載の写真とは違う写真を掲載しています・ただし一部重複あり)

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風景」カテゴリの記事

コメント

たかchanさん、こんばんわhappy01

 水田で、一番大変なのは、水の確保と保持だと思いますが、さまざまな工夫があるようですね。田の形もいろいろで、田植えも収穫も大変だと思います。石積みも、農村部でも、見ることが少なくなりました。限られた土地を、活かそうとする、農家の人たちの努力が感じられます。happy01

こんばんは。

初めて聞くエピソードです。
復興までには、相当な体力と気力を要したでしょうね。
…敬服せずにはおれません。

棚田を潤す源流にも興味が惹かれます。

こんばんは
夕方の光が棚田に反射して幻想的です。。
石のあぜが「ここを守っていこう」という強い意思が感じられます
この辺は地形上、ほとんど手植えなのでしょうか・・
人も土地も守っていくのは大変なんでしょうね。。

のずちん さん

コメント ありがとう。 写真にはありませんが、それぞれの田に水を行き渡らせるために、
いろいろな工夫をしていましたよ。 雨どいのようなもので水を受けて、それぞれの田に
分水するとか。 小さい田は一坪、二坪の大きさですからね。 それに岩がごろごろと
田の中に転がっていますから、とにかく大変だろうと感じました。

自分も最初にこの棚田を訪れた時にこの案内板を読み、よくぞここまで・・・と絶句いたしました。
重機も何もない時代、人の力でこれほどの広大な斜面を・・・と、思いました。
お米を作るための先人の努力、米余りといわれる現代を考えると些か複雑です。でもこの美しい棚田、何時までも後世に引き継がれて欲しいものです!

bill  さん

コメント ありがとう。 全て流された棚田を復興するのは、急こう配の斜面でもある地形や、時代背景からも重機が持ち込めたはずも無く、大変な苦労があった事が想像されます。

青空 さん

コメント ありがとう。 棚田は観光的な一面もある事から、補助があるとは思いますが、
やはり後継者がいないということが、原風景として守っていけるかどうかということなんでしょうね。 私たちはただ見学に行って帰ってくるだけですが、そこで生活があるわけですからね、たいへんな事だろうと思います。 

country walker さん

コメント ありがとう。  おっしゃるとおりですね。 先人の努力に感服するばかりです。  この後、稲が成長して青田になる頃を見たいと思いました。

たかchan、今晩は。
 私の地方ではほぼ田植えが終わっています。棚田ではありませんが、小さな田が結構あるのか、手植えの姿をよく見かけます。きっと手植えって大変な作業でしょうね。私であれば、腰を痛めそうです。

「千枚田 瑞穂の国の 守り神」
米に始まり、米に終わる生活はいつまでも続けたいと願います。
美しくまた力強い光景をありがとう御座いました。

tama さん

コメント ありがとう。 小さな田ではやはり手植えにならざるをえないようですね。 
腰を曲げての作業は本当にたいへんだと思います。 まして、棚田は急な斜面に
ありますからなおさらでしょう。

松土 さん

コメント ありがとう。 米離れは進んでいるようですね。 TTPとかあり周りの環境も
かわるのかもしれませんが、日本人の主食であるお米は、これからも国産であって
ほしいと思います。

こんばんは。
棚田のことをいろいろ紹介いただいて、様子がよく分かりました。
自然の中に、生きていくために作られた棚田が見事に溶け込んで綺麗です。
でも、こうした美しい光景の裏には、今まで棚田で生活してきた人々の苦労がいっぱい詰まってるんですね。

ソングバード さん

コメント ありがとう。 写真を撮っているとウグイスとかの野鳥が鳴くのが
聞こえたりしてのどかな感じですが、急こう配の斜面に造られた棚田は
、通常の水田に比べて、本当にたいへんな苦労があるんだろうと思います。 

こんばんわ
田圃の隅の苗は、植え直しに使うものです。先日新聞に”駒つなぎの桜”の下の田植風景が新聞に掲載されました。訪れる人のために、早々田圃の代掻きをし、水を張り桜をめでる人たちを迎えてくれてた人がいるんです。こんな人たちがいる間は千枚田の風景も残りますね。

こんにちは~ そちらの千枚田、素晴らしいですね~
段々畑は 維持がとても大変だ、とTVのドキュメンタリーでやってましたが
実際に見てこられると 実感されたでしょうね

私の方は あの竜巻騒ぎの週、予定してましたが お天気が悪くて 
まだ行けずにいます  千葉にも5~6か所あるのですが、一番有名な所は
観光客がたくさん カメラをかかえてやって来ます
なるべく鄙びた所も見てみたいですが・・
たかChanさんが行かれた所は 大勢来てましたか~?

くらんぽん さん

コメント ありがとう。   隅にある苗は予備というわけですね。  ブログには
掲載してありませんが、 「また来てね」 の看板の他にもう一つ看板がありました。
 「カメラマンさん 一声かけて写してね」 

bella さん

コメント ありがとう。  棚田の写真集を持っていますが、確かに千葉県は5か所ほど
掲載されていました。 関東地方には結構あるようですね。 稲があまり伸びない水田の
水が見える頃がいいのではないでしょうか。 こちらの棚田には、この時10台くらい車が
駐車していましたが、それほど多くの人が訪れるというわけではなさそうです。

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