初冬安曇野(3)
初冬安曇野の3回目。
年末が近づきあわただしさを迎える前の安曇野が静かな時の頃。 もちろん朝晩の冷えこみはきびしくなっている。 早朝、宿泊した穂高駅近くのホテルの窓から北の方角を見ると、蓮華岳や後立山連峰が登る前の朝日にピンク色に輝いている(下の写真) 「良かった、いい天気だ!。」 駐車場に止めた車のフロントガラスは霜で真っ白だ(カバーをかけておけばよかったと思う)
今日は池田美術館へ行ってみた。下の写真は池田美術館前から北アルプス、有明山を望む景色。 田園のあちこちで枯草を燃やしているのか、低いところは煙で白くかすんでしまっている。 風が無いから煙があまり拡散しないでたまってしまうのだろう。 前の芝生広場ではイーゼルを立てて大きなキャンバス(50号くらい?)に絵を描いている方がいる。 それにしてもこの広大な景観はたいへんすばらしい。 縦は3000m級の山々、横は180度、数Kmを見渡せる大パノラマ。 この安曇野を愛し多くの作品を描いた著名な画家「山下大五郎」画伯の言葉が浮かぶ。 「ただ高い山と広い野とのつかみどころのない風景ではあるが、これほどの縦のひろがりと横のひろがりを持つ眺めは、そうめったにどこにもあるものではない。」 本当に、ただ、しばし時を忘れてこの空間にひたってしまう。 安曇野が好きな人が多いのに納得してしまう。 次はいつ、また来ようかと思いを巡らし美術館を後にした。 この時の感動は10年以上経った今もよみがえる。
私のお気に入りの場所の一つになった、池田美術館前
しかし、この後、豊科ICに向かう帰り道、あるものを見つけて ”衝動買い” をすることになった。 この話は次回にご紹介。
私のホームページも見てくださいね。 左側のリンク ~季節の風を感じて~ からどうぞ。
※あとがき
今日は私にとって50代最後の一日だった。 ということは明日は誕生日、いよいよ還暦を迎える事になった。 まだまだと思っていたけれどとうとう50代も終わり、何故か少しさびしい気持ちだ。 歳を尋ねられて59歳と言うのと、60歳と言うのとでは大変な違いがあるように思えてならない。 ただの通過点に過ぎないのに。 まあここまでこられた事には感謝しなくては。
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